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2013年8月28日 (水)

緑雨さんがいっぱい

Dscf1264 タチコマトレーディングフィギュアver2
アップで撮ると塗りの甘さがめだつわ

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緑雨さん特集号第2弾
ざざざざっと一挙掲載!
みりゃわかるでしょ、というものも多いんですが、一応解説します。
もちろん犬風味です。



「信義に2種あり、秘密を守ると、正直を守ると也。両立すべき事にあらず。てめェの信義はどっちだ」
→元ネタ:信義に2種あり、秘密を守ると、正直を守ると也。両立すべき事にあらず
(斉藤緑雨;長者短者・緑雨警語p155)


「秘密なき者は誠なし、ともいうぜ」
→元ネタ:秘密なき者は誠なし、匿さぬ心事の洒々落々とは、少数のために多数を瞞するをいふなり」(斉藤緑雨;長者短者・緑雨警語p155)



この2つは連続した2節です。
上のはバトーが情報屋(?)リンからキムの居所を聞き出すときに使ったもの。
下はそれにリンが応えたもの。
上の句、下の句みたいな使い方です。


上の句は
”信義には2種類ある。秘密を守ることと正直であることだ。当然両立できるものではない”
下の句は
”秘密がない、という人は誠実さに欠ける。隠し事がなく物事にこだわらずさっぱりしている、とかいう評判の人はそうして限られた人間のために多くの人々を騙している”
「隠し事がない」とかかえって胡散臭いんですけどー!
という意味ですかね。
下の句のほう、特定の誰かを指しているみたいだな。
政治家風刺でしょうね




「人の上に立つを得ず、人の下に就くを得ず。路辺に倒るるに適す、ってやつで」

→元ネタ:人の上に(かみに)立つを得ず、人の下に(しもに)就くを得ず。かかる人々といはんより、われらといはん。路辺に倒るるに適す。
(斉藤緑雨:大底小底・緑雨警語P248)


”リーダーにもなれず誰かに指図されることも受け入れられないような輩は最終的には道端でおっ死んでるのが似合い。それがオレら”
って、自虐ネタ
誰に仕えるわけでもなければ管理者にもなれない。詩人の身分は自由気まま。自由がゆえに行く末は道端に転がってるんだろうよ、的な。
「道端に倒れる末路は英雄豪傑のもの、人の上にも下にもつけない輩には無理」と緑雨警語を編集した人が書いてますけど、そんなかっこいいもんじゃないですから。
倒れるときも前のめり、という意味ではないはずですから。
どっちかっていうと”自由の対価ってこういうこと”、みたいな意味でしょう。
緑雨さんの達観がにじみ出た1品です。
イノセンスではキムに対するバトーの評価の一つとして用いられた台詞
「かかる人々と言うよりわれらといわん」の部分を除けば、もろキムたん。
バトーの人物評価は適切ですな。





「鳥は高く天上に蔵れ、魚は深く水中に潜む。」
→元ネタ:鳥は高く天上に蔵れ、魚は深く水中に潜む。鳥の声聴くべく、魚の肉啖(くら)うべし。これを取除(とりの)けたるは人の依怙(エゴ)なり
(斉藤緑雨;霏々刺々(ひひらつらつ)


素子の姿を捜してバトーが黄昏ながら空を見上げて言う台詞です。
これの意味は正直不明。
がぶさんの下衆パーでは
”鳥は空高いところに魚は深い水中に隠れ住む。鳥の声を聴こうとしたり魚の肉を食べようとしたりでわざわざ隠れ家から引っ張り出すのは人間のエゴだよ”
・・・・・・とか、なんとか?
ぜんぜんピンとこない。
エサとして魚を食って、娯楽として鳥の声を聴くのがいかん、というのか?
鳥は声を聴くだけなのに魚は食われるって、理不尽じゃん!ということなのか?
不公平だから鳥の肉も食え!魚の声を聴け!ということなのか?
魚の声は、正直聴きたくないです<遠慮しまーす
(追記:多分、”自分の都合、目的のために邪魔なものを排除するのはエゴでしょ”ってことなのかと)



・・・・・・とりあえず一旦終了
一挙掲載:前編終了<逃げた

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