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2012年10月12日 (金)

棚から頭

Dscf1113

タチコマコレクション;タチコマグレネードのSAC&GIGバージョン
この二体が通常版。
なのに猫足のGIG版が個体で写真撮影されていなかったことが判明。
まー、二体仲良く、でいいですよね。
間違い探しのようであるのは、気にしない。
GIG版は「ウィンカーがでる!」ってタチコマな日々でいってましたが、こいつは光らないのでわかりません、のは念のため。

では引き続きイノセンス用語を考える会、二時間目始めます。





本日やるのは





生死去来 棚頭傀儡 一線断時 落々磊々





イノセンスで一番、奇っ怪なこの文を考えてみる。
大事なことなので二度いいました。






この四行詩はざっと見ただけで映画で3度は出てくる。


①択捉

バトーが情報屋を痛めつけてる間に石碑に刻まれているのをトグサが見つけた。
「生死の去来するは、棚頭(ほうとう)の傀儡(かいらい)たり。一線(いっせん)断ゆるときらくらくらいらい」
このとき彼はこう読んだ。
人が顔面変形するまで殴られてるってのに横で肉まん食ってるトグサ。
かなり9課に染まっているね、君。


②ロクスソロス社の船にバトーが乗り込んだとき
と、いうより「バトーの目」になるべくトグサがキムの電脳経由でロクスソロスの回線に侵入して船内データを送ったあとにでた。ロクスソロスの攻性防壁に身代わり防壁とキムの脳が焼かれた後、周囲にわんさかでた。
で、キムの死体にズームイン!してる。


③素子がガイノイドの暴走を制圧しきった後
船の隔壁が閉まっていき、最後閉まりきったところで扉に書かれている。
見事な幕引き、鉄のカーテンです。
隔壁閉まるってことは非常事態です!大変です!とりあえず全部閉めるです!ということなんでしょうか。とりあえず、もうおしまい、な状況なんでしょう。
落書き書いた、名も無きロクスソロス社員のセンスに感心する。





①の状況は、択捉島の石碑にあるのだからその土地にいわれのある語句なのかな?とも思われる。あの時点ではとりあえず物理現実にいるはずなのでキムの擬似記憶ではないと思う。そもそもトグサは枝付けられてない。
というわけで、択捉の誰か偉い人が好んだ言葉、ってことで決着。



②の状況
バトーが、もう引き上げろ、的なこといったのに「まだやれる!」とか無理したら案の定。
ロクスソロスの攻性防壁に灼かれました。ですよねー。
トグサは9課の基本どおりの手順を踏んでるんで身代わり防壁を灼かれたが、キムの電脳は直にやられた。
ブラック企業にハッキングするというのに丸腰で臨むとは。
トグサ、彼の身の安全は・・・・・・?
まぁ、キムを介してロクスソロスに繋がるからどうしようもないですよねー。そーですよねー。


で、そのときにキラキラきらめく4行詩に囲まれた。ハダリの目も煌めくから、あれは暴走プログラム発動したよーン、の合図だ。
キムさんの辞世の句でもある(推察)
最終工程に不正規侵入したウィルスによる暴走、ということだけれども、そのウィルスは誰が撒いたものなんでしょうか?


敵も味方もなくがすがす、蹴りいれてる。ハダリ無敵。
ロクスソロスにはこんな風にハダリを暴走させても何の利益もないしセクサロイドに戦闘用プログラミングするわけもない。
ていうか、最初にハダリを狂わせた犯人は出荷検査部長さんってことでいいのだ。
映画では「私はにんぎょうなんかになりたくなかったんだものー!」の女の子に同情?したあげくがプログラムに細工した、みたいな扱いでした。
原作ではゴーストダビングのオリジナルにさせられそうになった女の子2人と、大人の接待を2晩、って報酬だったんですよね。
やってることの大きさに比べ、なんと安い・・・・・・


出荷検査部長は確かにガイノイドのプログラムに細工した。
しかし船の中でのハダリ暴走は彼の死後のこと。
あの四行詩が「ウィルス入ったよ」の合図であるのは間違いない。
「未確認の潜伏型ウィルスが最終工程で入った」
ロクスソロスの管理者の発言によりハダリ人形ことガイノイドが暴走を始める理由はウィルス混入のため、とさりげなく説明されている。



4行詩のでたタイミングはがキムの脳みそ灼けた直後。
すごい数の詩が出ましたね。
いかにも何か始めますよ、という空気。
ズームイン!はあきらかにキムの仕業、って絵ズラです。
キムさんが暴れん坊ハダリ生産に大いに関わっているって事でよろしいかと思います。



キムさんはガイノイド暴走ウィルスとどう関わっていたのでしょうか?
「こいつ、警備主任の電脳に直結している!」
とトグサがいったところに注目。
そして出荷部長はキムのような怪しげな人間に協力を求めることはないでしょう。
とすれば、
1;プログラム改ざんは出荷部長の単独
2;ロクスソロスの内部調査でそれが発覚、部長はヤクザとの手打ちのために人身御供に差し出され内臓、ばらばら。
3;ロクスソロスの得た情報は警備主任も知っている。
4;キム、警備主任の頭からウィルス情報盗んで、自分で送れるようにした。
5;キム死亡。「自分が死ぬときは、あいつも道連れ」的野望達成
という流れだったかと思われます







(2013・10修正)








キムさんがハダリに仕掛けを施しておくのは、納得できる。
バトーが急いでキムを探したのは彼の情報を消される前に接触するためだ。
キムさんも会社またはヤクザに狙われていることを感ずいていただろう。
ウィルスは武器?
身の危険を察知して自分に手を出せばどうなるか?と取引するきだったのだろうか?



まぁ、まったく効なく死んじゃいましたけどね。
ロクスソロスへのブラフがあったかどうか定かでもないし。
”主任に対する論理接続不能”ってウィルスがハダリに流されてる最中に出たから、彼も死んじゃったのかしら?
もしくは簡単に、警備部長はやばい!と思って会社の手が回る前にスタンドアローンになって逃亡したか。
死せるキムたん、生ける主任を走らす?



③の状況
隔壁が閉じる=非常事態
アリ一匹逃すな!もしくは!”沈没するぞー!”くらいのときですよね、あれ。
相当やばい=会社の危機=台無し
糸が切れて傀儡はガラガラと崩れ落ちる。
ロクスソロスの崩壊、って意味合いですかね。




ここまで書くと、複数の人間があの文章を利用している。
択捉の共通の標語、もしくは会社の社訓みたいなものなのかもしれない。
意外とお手軽なお言葉だった模様です・・・・・・



生死去来 棚頭傀儡 一線断時 落々磊々




大事なことなので3回言いました。
でもテストに出るとかありませんから。





蛇足1
キムさんは唯一落落磊磊を楽楽磊磊と書き換えた人。
コピーではなく、オリジナルだったのか、キムさん?
「死せる運命の人間は山車の上の人形にすぎない、っていうか魂の無い人間が一番完璧な人形なんだからね!覚えといてよ!で、糸が切れるみたいに玉の緒が切れたら、ガラガラっと崩れ落ちるんだよね。石が崩れていくよ~に、た~のし~ぃなぁ」
という雰囲気です。
生きてる間は人の人生の終焉をみて楽しかったみたいです。
自分の辞世の句では「おしまい」的な意味で”落”を使ってる感じです。
お気に入りの一句なんですね、キムさん。


蛇足2
複数端末より擬似信号多数
素子が船を乗っ取るときに自分だけでなくバトーにも端末に繋げ、といった。
そのせいで彼は自前の脳みそでの射撃管制をしていた。
それでも一撃必殺、弾の無駄遣いを避けるくらいのことはできたようですが。
このときのバトーの端末って、擬似信号送る役?
あ、素子のさらに一部をダウンロードするためのものかしら?
あの後、彼らの間で
「俺の脳勝手に覗き見してるんじゃねーよ」
とかいう会話があったらよかったのに。

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コメント

非常にわかりやすく、読んでいてとても楽しい、解説でした。
尊敬。

投稿: 眠い攻殻 | 2013年2月16日 (土) 22時20分

眠い攻殻さま

レスポンスありがとうございます。
こんな無駄の多い、思いつき並べてる文章に過分な評価ありがとうございます。
ン~、もう少しスマートに書きたかったなー、と見直して反省しました

投稿: がぶ | 2013年8月 7日 (水) 23時20分

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